漢方薬の
販売

■漢方医学とは
あなたがよく飲む[お薬]は、どんなものが多いですか?
粉や錠剤などがほとんどであり、カタカナの名前が多いのではないでしょうか?
そういったお薬は、いわゆる西洋医学です。
西洋医学の良いところとして、身体を蝕んでいる原因にズバッとピンポイントで対処できることが挙げられます。ただ、それは原因が分からない場合の対処が難しいということでもあります。
それに対して、漢方などに代表される東洋医学は、
「なんだか身体が重い…」
「よくわからないけど、疲れやすい…」
と言った、原因のわかりにくい、漠然としたつらさ、不調の治療を得意としています。
いくも薬局では、西洋医学の良いところ、東洋医学の良いところ、両方を活かすことが、患者さんの幸せにつながるに違いないという想いから、薬局創設以来、漢方薬を取り扱っております。ちなみに、いくも薬局では本来の漢方薬の形である「刻み」の状態のものも提供しています。
聞きなれない言葉だと思います。
では、「刻み」の漢方薬とは何か?
ご一緒に見て行きましょう。
■刻み漢方って何?
「刻み漢方」。
聞きなれない言葉ですが、実は、これこそが本来の漢方薬です。
煎じ薬、というとイメージしやすいかと思います。
乾燥した植物の根や葉などを組み合わせて一まとめにしたものを、名前の通り、湯で煮出して飲む薬です。
人間は元来、植物や動物、鉱物などの天然資源を薬として使用してきました。一つの天然物に多種多様な成分が含まれています。その天然物を古来からあるレシピに則って組み合わせたものが漢方薬です。複数の天然物の、それぞれの多種多様な成分が複雑に作用し合うことで人間の体に有益な作用を生み出すのです。
漢方薬の中には、薬となる天然物(生薬といいます)を粉にしたもの、さらに蜂蜜を加えて丸めた丸剤もありますが、煎じがもっとも多い形態です。
現在薬局やドラッグストアの店頭でよく見かけたり、病院で処方される漢方薬は、煎じたものを再度固めて顆粒状にしていたり、錠剤にしていたりしているものです。煎じる煩雑さが軽減され携帯性に優れるため汎用されていますが、作用としては本来の飲み方である煎じ薬の方が優るといわれています。
煎じ薬は、お茶のように煎じて飲むことで、香りを感じることができます。実は、この香りを嗅ぐことも治療の一環であり、煎じて飲むことこそ、漢方薬本来の飲み方なのです。
煎じるには、もちろん時間がかかります。その時間は約30分ほどですが、
例えばお気に入りの茶器を使い、煎じる時間を楽しむことも、あなたの症状を和らげる癒しの時間になるでしょう。



「漢方薬は苦い」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、ご自身に合った漢方薬は、不思議と「美味しい」と感じます。
「はじめは美味しかったのに、最近まずいなあ」と感じる場合は、体が変わってきたためかもしれません。
近年は漢方薬の有用性が証明され、医療現場でも使用される場面が増えています。
まだまだ解明されていないことが多い漢方薬ですが、その分奥が深く、未知の可能性を秘めた分野であるといえるでしょう。
■ご相談、ご購入について
漢方薬についてのご相談は随時いずれの店舗でも受け付けております。
気になるお値段ですが、処方内容によって多少前後しますが、当店では
1日分:約400~600円程度。
喫茶店のコーヒー1杯分のお値段、と思っていただければ。。
保険制度は利用できませんので、自費負担となります。
生活スタイルに合わせて、粉薬や錠剤、煎じ薬のご案内をさせていただきたいと思いますが、煎じ薬は戎町店のみのお取り扱いとなっております。煎じ薬をご希望の方は、戎町店へご連絡ください。
「店頭に初めて行くのはちょっと入りづらい...」
そんな方はメールでのご相談も受け付けておりますのでご利用ください。
メールまたはお電話にて、私共より折り返しご連絡させていただきます。
また、店頭でのご相談のオンライン予約もございます。
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