タンパク質足りてる?

以前、タンパク質摂取量の目安(PFCバランス)について書きました。
今回は食べてるタンパク質が自分に足りてるかどうかの目安についてお話しします。
病院や健診での血液検査結果を利用します。
アルブミンという検査項目をみてみましょう。
アルブミン(g/dL)・・・体内のタンパク質量を反映
6.5以下 低タンパク、肝機能低下、脱水
7.3-7.5 理想範囲
7.5以上 溶血、脱水
タンパク質量の理想範囲は7.3-7.5。
アルブミンは総タンパクの約70%を占める。
肝臓でつくられ浸透圧(水分調節)や薬の運搬などに関わる。
例えば、
アルブミンが少ない(低タンパク)と体に水分を保持できないので、お肌はカサカサ。
血管内にしっかりと水分保持できず、体にむくみがでやすいことも予想できます。
タンパク質が足りていれば、アルブミンにより水分保持でき、みずみずしいお肌に。
また血管内に水分保持できるため、体のむくみも出にくいでしょう。
そしてもうひとつ。
アルブミンは薬の運搬に関わっています。
薬は体内でアルブミンという乗り物に乗って運搬されています。
低タンパクによりアルブミンが少ないと、乗り物がないため薬を効かせたいところまできちんと運ばれず効果がうまく出ないことも。
また薬が運ばれず、血液中に薬の濃度が高くなり副作用が出やすいことも考えられます。
実際、薬を飲むたびに副作用が出やすい方がいらっしゃいます。
その方の血液データをみせてもらうとアルブミンは低くタンパク質不足が疑われるデータでした。
薬を飲むと副作用ばかりでると新しい薬を出されるたびに不安な気持ちをいっぱいに飲むことにもなります。
もしタンパク質不足により不快な症状(副作用)が起きているのなら、しっかりとタンパク質を取ることによって防げるかもしれません。
薬の効果をしっかりと効かせるため、副作用が出にくいようにするためにもタンパク質の摂取心がけていきたいですね。