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  • 執筆者の写真Ryoko

症例検討会&ミニセミナー




※今回の症例報告は

クッシング病

パーキンソン病


※ミニセミナーは

血糖コントロールの重要性


偶然にも、コルチゾールの話がかぶっていたので、とてもびっくりしました。

なので今日はコルチゾールについてお話ししてみようとおもいます。



コルチゾールとは

副腎から分泌されるホルモンです。


この副腎は腎臓の上にちょこんとのっている三角形な小さな臓器。

大きさは3-4cm、重さは5g。


これを輪切りにすると、二層構造になっています。

あんぱんで例えると、中身のあんこの部分が副腎髄質、まわりのパンの部分が副腎皮質となります。


コルチゾールはまわりのパンの部分、副腎皮質から分泌します。



コルチゾールは体でどんな働きをしているのでしょうか。

大きくわけて3つの働きがあります。


①ストレスに対抗。

 精神的ストレス、気圧の変化、温度の変化に対応。


②血糖値をあげる

 夜間寝ているときの血糖値の維持や長時間食べれないときの血糖値を維持。


③炎症を抑える

 ケガ、感染など体の中のいろんな炎症抑える。

 



とても小さな臓器ですが、体の重要な働きをしているんですね。



コルチゾールは多すぎても少なすぎても体の負担になります。


視床下部(Hypothalamue)

 ↓

脳下垂体(Pituitary)

 ↓

副腎 (Adrenal)

 ↓

コルチゾール


コルチゾール分泌はHPA軸により調節されており


コルチゾールが多すぎると視床下部と脳下垂体に

「もう充分なので少なくしてください。」と命令を送ります。

コルチゾールが少ないと

「足りないのでもっとだしてほしいです。」と命令を送り調節をしています。


今回の症例報告のように

コルチゾールが多すぎるとクッシング症候群になったり、

コルチゾールが少ないと、血糖値のコントロールがうまくいかず不定愁訴が現れたりすることがあります。



コルチゾールと自律神経は関係がとても深いともいわれています。

HPA軸をうまく調節することができれば、自律神経も整っていくようです。


自律神経の話は長くなるのでまたの機会に。





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